2月3日は節分。日本妖怪版ハロウィン?閑散期の集客イベントとして開催されるようになった。近年では京都国際マンガミュージアムで、「節分お化け☆仮装百鬼夜行」というイベントが行われています。どんなイベントなのか、ご紹介したいと思います。
江戸時代末期に京都を中心として行われていた日本の古い伝統行事。
京都を中心として江戸時代末期から民間信仰に属する儀式として盛んに行われていたとされている「節分おばけ」。
旧暦で大晦日にあたる節分の日には邪気が生じると考えられ、節分の夜に、いつもとは格好に扮装し、その姿のままで寺社へお参りにいったということです。
男性が女装をしたり、少女が大人の髪形にしたりして、違う年齢や違う性などに扮することで、節分の夜に横行する鬼をやり過ごすためといった意味合いもあったようです。
しかし、昭和初期に町衆の行事としては廃れたそうです。2000年ごろ町おこしの一環として民間信仰としてではなく仮装行列のイベントとして楽しまれています。

近年の「節分お化け」は、京都の花街(かがい)で季節のイベント
花街お化けは、立春の前日(節分の日)の夜に行われます。5つの花街、祇園、先斗町、宮川町、上七軒などでは、芸妓さんなどが人気芸能人や時代劇やスポーツ選手などのコスプレをして座敷に出て、お客様をもてなします。いつもの艶やかな芸妓姿とは趣向を凝らした違った扮装で「こんばんは~ おばけどすぅ~!」と花街のあちこちのお座敷を回る、華やかで面白い早春の催しで、陽気な雰囲気が花街を包み込みます。https://www.instagram.com/p/B8NEz9yAhTF/?utm_source=ig_embed&ig_rid=369ff2a6-614f-4e9e-8049-9fc87e671289
節分おばけ☆仮装百鬼夜行

京都国際マンガミュージアムでは、「節分お化け☆仮装百鬼夜行」というイベントを例年行っています。※コロナ禍のためイベント延期。開催が決まり次第マンガミュージアム公式HPにてお知らせします。https://kyotomm.jp/
おばけや妖怪に限らず、様々なキャラクターの仮装がOKとなっていて京都国際マンガミュージアムと元離宮二条城間を、仮装した参加者がパレードを行います。
日本のハロウィンは節分おばけ
いかがだったでしょうか。江戸時代末期から伝わる伝統行事は、現代の在り方として受け継がれています。ハロウィンイベントのように全国的に広がったら面白そうですね。
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